耐震診断って何するの?
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耐震診断って何?

耐震診断とは、地震による建物の倒壊を防ぐため、耐震性能(※1)を診断することです。
「この建物は地震で倒壊するおそれがあるのか?」
「どんな問題点があって、どんな修繕が必要なのか?」
これらのポイントを計測機器を使って精密に調べていきます。この診断をしなければ地震が起きたときに耐えられるのか、もしくは倒壊してしまうのか――わからないまま毎日を過ごさなくてはなりません。安心して暮らしていくため、いざというときに住まいと家族を守るため、ぜひとも建物の状態を調べてみてください。
※1 耐震性能・・・建物が地震エネルギーを吸収できる能力のこと。建物の強度や形状、経年状況などによって決められます。
耐震診断ができたのは・・・
阪神・淡路大震災の教訓をもとに、1995年「建築物の耐震改修の促進に関する法律(耐震改修促進法)」が施行されました。このときに定められた「新耐震基準」を満たさない建物は、積極的に耐震診断や改修を行うようすすめられています。
»我が家の耐震性能を採点してみよう!
耐震診断内容のご紹介
「耐震診断が必要なのはわかったけど、実際どうやって調べるの?」
・・・お答えします。工務店などが行う、実際の耐震診断項目を以下でご確認ください。
- 1.周辺状況を調べる
- 診断する建物周辺の地盤や地域環境を確認します。
・その他にも電柱の傾き具合や近くの河川の状況、道路のうねり、ブロック塀の傾き具合などを調査します。
・近隣住宅の屋根の棟や軒先の波打ち、建物の傾きなど、幅広く調査します。
- 2.建物の基礎・コンクリートを調べる
建物の基礎や壁がひび割れていないかを測定器でチェックします。
・シュミットハンマーという測定器でコンクリートの強度を調査します。コンクリートに打撃を加えて、シュミットハンマーに返ってきた反射の強さで強度がわかります。
・有筋コンクリートか無筋コンクリートか(※2)を探知センサーで調べます。※2 有筋コンクリートと無筋コンクリート・・・一般的に建築に使われている、鉄筋と複合した鉄筋コンクリートが「有筋コンクリート」。対して鉄筋が使われていないものが「無筋コンクリート」。
- 3.建物の形状を調べる
- 図面に起こし、建物のバランスをチェックします(図面があれば対比して確認)。
・上から見て凹凸がないか、横から見て2階が1階より出っ張っていないか、などを調べます。
- 4.壁や筋交いの位置を調べる
外壁の1つの面にどれだけ壁の量や筋交い(※3)があるかを調べます。
・屋根の重さによって必要になる壁の量も変わるので、建物に合った壁の量を調べます。※3 筋交い・・・建物の骨組みの中にある補強材のこと。
- 5.壁のバランスを調べる
- 耐震の要は壁にあり。バランスよく均等に配置されているかどうかを調べます。
・壁のバランスが悪い家は、地震が起きたときに建物がねじれて倒壊してしまう危険性があります。壁のバランスが定められた規定値に達するかどうかの調査が、耐震診断の中でもっとも重要になります。
- 6.屋根裏・床下を調べる
- 屋根裏・・・ボルトや金物がゆるんでいないか、などを調べます。
床下・・・ひび割れや強度の他、シロアリに侵食されていないか、湿度はほどよく保たれているか、などを調べます。
ここまでご覧になって、どのような感想を持たれましたか?「なんだか時間がかかりそうだなぁ・・・」と思われたのではないでしょうか。そう、ここまでいろいろと調べてやっと耐震性能がわかるのです。毎日安心して暮らすためには、念には念を重ねなくてはいけません。